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金沢のお盆の風物詩 “キリコ”
2010年07月13日
梅雨空の中、新盆入りしている金沢の墓地や寺院では傘を手にした
墓参者の姿が見られます。
金沢ではお墓参りにキリコというものを持って行き、墓の前に吊るす
風習があります。この時期金沢のスーパーではそのキリコが山積み
にされている光景が広がります。
キリコとは木を屋形に組んで和紙を張った箱型のものです。
横に「献上 ○○(名前)」と書き、誰が墓参りに来たのかがわかる
という訳です。最近では伝統的だがかさばる箱型より、コンパクトで
手軽な板型が随分出回るようになってきました。
特に雨の日は箱型より板型の方がかさばらず持って行けるため、よく目にするような気がします。
さくらいはそのキリコの材料製造メーカーでもあり、近年では環境にやさしい板型キリコ=お参り札
も販売しております。ファルカタ材という木材を使用しており、その木は成長が早く伐採時期も早い
ため、他の木の生育を妨げないので森林の環境正常化に役立っておるというものです。
8月の旧盆まで続く金沢ならではのキリコの風習。 →お問い合わせは、こちらからどうぞ。